黒部の山賊 裏銀座縦走で出会った一冊
今年はたくさんの本を読めなかったけど、
思い出の1冊といえばこちら。
黒部の山賊
三俣山荘、雲ノ平小屋、黒部五郎小屋を建てた伊藤正一さん筆。
舞台は戦後の北アルプス。
黒部、雲ノ平、三俣、双六~槍あたりのエリア。
登山者が山で惨殺されるという事件が発生。
犯人は黒部一帯の山で暮らす通称「山賊」と呼ばれる男たちの仕業なのか。
その真相を探るため、伊藤さん本人が山へ入り山賊達を訪ねにいく実録のお話。
はたして山賊の正体とは…
ってここまで書くとミステリー路線ではありますが、
決して殺人事件の推理小説ではありません。山に関わる男たちのお話です。
この本は三俣山荘でしか売っていない。
(ネットで買えるかもしれないけど)
小屋番の方に伺ったところ、時々雲ノ平山荘にも置いてあるかな~って言ってた。
でも話の舞台となっている三俣山荘で買うのが一番。
裏銀座縦走の思い出に。
面白すぎて、新穂高温泉~新宿までの帰りのバスで
ほとんど読んでしまった。
また来年も素敵な本に出会えますように。
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