悠久堂書店でビスターリ

teppei

2012年12月24日 19:48



久しぶりに東京へ行ったので、
用を済ませた帰りに以前から行きたかった
神保町のある本屋へ寄り道。



悠久堂書店(ゆうきゅうどうしょてん) 



こちらの本屋さん、1Fは美術書と料理本の専門店。

それだけでも魅力的で十分満喫できるんだけど、
階段を上がった2Fがなんと。山岳書専門コーナーなんです。



自然に関する本もびっしり  植物図鑑がお出迎え



古い山岳書がたくさん  長い年月で色あせた姿に重厚感を感じます



やたら年季の入ったウォルターウェストン「日本アルプス」(初版だったのかな)、
深田久弥が中央アジアを旅した時の紀行「シルクロードの旅」、
山口耀久の「八ヶ岳挽歌」(サイン入りで3000円!欲しいけど高くて買えなかった)、

眺めているだけで時間はあっという間に流れた。


ヒマラヤ、カラコルム、アンデス、登攀記録や写真集までズラリ



気づいたら1時間以上本棚を眺めていました。
ほとんどわからない本ばかりで、手に取っては値段を見て驚いたり、
昔の山岳書が自宅の本棚にあったら趣があるな〜なんて想像したり。


どれにしようか悩みつつ、2冊購入した。


山と渓谷社 「ビスターリ」 1993年 春号  20年前の山岳雑誌だ  ちなみに値段は300円



調べてみると、
1989年~1995年まで27冊発行された季刊雑誌のようだ。
僕はまだ中学生でサッカーに明け暮れていた時代。

ネパール語の「ビスターリ」(ゆっくりという意味)
を雑誌のタイトルにするなんていまでもカッコいいと思うセンスです。


僕が買ったのは春の丹沢を特集していて、20年前の丹沢の登山コース、
丹沢の山小屋がたくさん紹介されている。

丹沢山山頂のみやま山荘はいまと全く違う姿で、
当時から随分改築したんだなと、ちょっとだけ歴史を感じてみるのも面白い。


尊仏山荘の花立さん
20前から髭は変わってないんですね〜(笑)  また猫をさわりながら甘酒をいただきます



2012年も良い山、良い天気に恵まれた1年でした。
こうして1年、そしてまた1年、スローペースだけどビスターリで
山旅を楽しんで行こうと思う。


もう1冊はまた今度紹介します。




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