甲武信岳 日帰り  沢と苔の街道を行く  2012年11月3日

teppei

2012年11月09日 22:08

甲武信岳 2475m


ひそかに念願だった秋の奥秩父へ。

谷間に開かれた長い長い森の道。
沢の音、苔の色彩を感じながらひっそり、淡々と歩いて行きたい。
そして山頂でおいしいコーヒー。 そんな願いを全て叶えてくれた山。







甲武信岳へはいくつかルートがあり、日帰りだと徳ちゃん新道、もしくは毛木平からになる。
最後まで悩んだけど、山行ブログやヤマレコを見て毛木平から千曲川源流コースにした。


最初は沢沿いにひたすら歩いて行く。千曲川水源を過ぎ山頂へ。
そして甲武信岳山頂から樹林帯の尾根をアップダウンし、
三宝山〜大山と縦走して十文字峠まで降りる約16kmの周回ハイキング。



朝の川上村の畑は霜で真っ白だったが、
日中は快晴の登山日和となってくれた。



毛来平~千曲川源流~十文字峠周回コース
往路
7:00 毛木平駐車場 - 8:40 ナメ滝 - 9:40 千曲川水源 - 11:00 甲武信ヶ岳山頂

復路
11:10 甲武信ヶ岳山頂 - 11:50 三宝山 - 12:20 尻岩 - 13:10 武信白岩山 - 13:25 大山
14:00 十文字小屋 お昼休憩 14:35 - 15:50 毛木平駐車場



朝7時出発
那須岳の翌週に単独で丹沢に行ってたので3週連続の登山となる嫁
しかし寒そうだ 下は落ち葉の絨毯



出発時の気温はマイナス4℃   元気のないシャクナゲに霜



沢沿いをずっと歩いて行く  苔が増えて来た



下は落ち葉でフカフカ



太陽が出てくると紅葉の木々が一段ときれい



約1時間40分でナメ滝到着  良い休憩場所だ



この沢が千曲川となり信濃川に名前を変えて日本海まで流れるんだ〜と
想像しながら見てたらブルっと寒くなってきたので出発  沢沿いは冷蔵庫みたい すぐに体が冷えてしまった



太陽ばんざい



苔の群落に日光が当たると、いきなり輝きだす瞬間の美しさに初めて気づいた



登山道にはうっすら雪が積もっている



沢沿いを歩いているので空気もヒンヤリ でも癒されるほど気持ち良い



沢付近の植物は凍っていた



コメツガの赤ん坊  これが20mくらいに成長するまで何年かかるんだろうか




千曲川の源流に到着。
早速水源の一杯を飲んでみる。冷たくてもちろんおいしい。

小休憩しようと思ったけど、日が当たらずあまりに寒いので
一気に登って尾根道まで出る事にした。
ここからようやく山らしい登りとなる。

尾根道に出ると、予想通り青空と太陽が照らしてくれた。
ポカポカしてあったかい。日向ぼっこする猫の気持ちだ。



寒いので太陽光が気持ちよくあたる場所で小休憩



あたたかいキノコスープに救われた  



もうすぐ山頂   奥秩父の主脈縦走路だ



出発して約4時間で甲武信岳山頂到着  快晴でした



八ケ岳  さらに向こうには大キレットも肉眼で見えた

 

中央の金峰山は五丈岩が目印でわかりやすい  遠くには白根三山、甲斐駒も
そして中央アルプス、御岳も見えた




山頂はわずかな時間しか滞在しなかった。
まだまだ先は長い。早速尾根道を下り三宝山へ。
さらに人が居なくなり樹林帯が続く。


三宝山到着  一等三角点  埼玉県最高峰



ここからは富士山も! 甲武信岳山頂からは雲で見えなかった



さらに歩いて行くと武信白岩山が現れた



山頂になんかあるね  今は落石が多いので登山禁止らしい



大山山頂到着  結構疲れたよ、とおにぎりを食べた



ここも展望よかった   中央は黄金に囲まれた川上村
以前友人がここの畑で働いていて、よく野菜を送ってもらった



振り返ると歩いて来た尾根道 ず〜っと樹林帯だった事が分かる




両神山も見える




苔の樹林帯を降りて行き




ようやく十文字小屋に到着   小屋のおばちゃん良い人でした




メニ ー の生ビールは75円か



軽くごはん




毛木平まであと4km  まだけっこうあるね




最後は膝が少し重くなったけど無事に降りて来た



紅葉がお出迎え



毛木平駐車場付近は見事だった



帰りのインター付近より甲斐駒




下山途中で気づいたけど、千曲川水源付近の写真がなぜかメモリーカードエラーで
一枚も保存されていなかった。ショック。。
でも写真はなく記憶だけで覚えておくのも逆にいいかもね。


写真見返すとあっという間だけど、結構長いコースだった。
また来年も歩きたい。
テントとお酒と少し豪華な肴を担いで。
そんな気分になる素敵な山でした。


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